美術展巡りとハンドメイドブログ

絵を描いて微々たる収入を得ている人間が美術展やアートに触れて感じたことを記録していくブログ。ハンドメイド作家もたまにやります。

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塩田千春「魂がふるえる」を見に六本木森美術館へ。

六本木ヒルズ森タワーにある森美術館に行ってきました。

 

www.mori.art.museum


森タワーの展望台/美術館入り口から中に入り、
3階の受付でチケットを購入、52階に足を進めます。
展望台/美術館用の入り口があるって知らなくて(調べろ)クソ迷って一回森タワーのオフィス口に入ってしまって
絶対ここじゃない!!!となったので皆様もお気をつけ下さい。

 


私の目当ては2019年6月20日〜10月27日までの日程で開催されている
塩田千春展:魂がふるえるだったのですが、
同時期にやっていたPIXARのひみつ展というものと展望台にも1枚のチケットで入れるとの事でした。この時チケットは1800円でした。

 


52階に進む前に5分程度のオープニングムービー的なものを見ます。こちらはPIXARの制作の裏側みたいなムービーでした。
スルーしてもいいよとは言われるが見ないとエレベーターまで行けない空気感。

 

 


いざ52階に到着すると、一緒にムービーを見ていた20名程度のうちの8割はPIXARに進んでいた気がします。まあ全部見られるので見ておいた方がお得感あります。

私は時間がカツカツだったのでそそくさと魂をふるわせに行きました。

 

 

 

チケットを係の方に見せ、エスカレーターに乗ると天井には早速代名詞とも言えるであろう"糸"を使った巨大な展示が。

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 塩田千春《どこへ向かって》

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

 

 

 

展示室に入ると、真っ赤な糸が部屋全体に張り巡らされていました。

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 塩田千春《不確かな旅》

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この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

 

 

 

私は以前に豊田市美術館で塩田千春さんの作品を見たことがあったのですが、

miyam-mizuki.hatenablog.com

 

ここで見たものも”糸”を使った作品でした。すごく感動しました。

 

 

魂がふるえる展でも糸を使った展示がたくさんあり、

糸も毛糸であったりロープであったり、スウェードの革紐っぽいものだったり、いろいろ使われていました。

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 塩田千春《時空の反射》《内と外》

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この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

 

 

 

トランクがロープによって吊り下げられていたり

(こちらはいくつかのトランクの中にモーターが仕掛けられているのか、カタカタを音を立て隣どうしぶつかり合いながらゆらゆら動いておりました。)

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 塩田千春《集積―目的地を求めて》

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

 

 

 

他にも、絵画や写真、映像作品など

様々な様式の作品を作られている事を知りました。

 

絵画や写真なども生と死がテーマになっているものが多い印象で、黒や鮮やかな赤がメインで使われていました。

血液や運命の赤い糸を連想させる赤と、宇宙や無限の深い深い何かを連想させる黒。真っさらな白がインパクトに残ります。

 

 

 

作品の中で使われている白いドレスもご自身で縫われているようで、

本当に抜かりなく徹底している感じがすごくいい。

 

 

 

物や事に対して、美しさや虚しさや

目に見える壁や目に見えない壁、

生と死に対する喜びや恐怖、

 

独特なとらえ方で取り込んで様々な方法でアウトプットしていて

一言でいうと「すげえ」。

 

 

 

 写真は、一眼レフを持って行かなかったので

iPhoneでCamera+というアプリをダウンロードして撮りました。

「Camera+」をApp Storeで