先日、銀座にありますヴァニラ画廊さんに行って参りました。
ヴァニラ画廊さんへ行くのは3度目で
毎度シリアルキラー展が目的で足を運びます。
昨年はエヴィルデヴィルという名前で展示されていましたね。
(2回目の展示だけ行けていないです。)
例年多くの入場者がいらっしゃるので、
本年は土日と最終日の2019年7月11日(火)は入場券を配って入場者数を制限するようで、
私は土日を避けた平日に行って参りました。
それでもやはり多くの方が居ましたねー
例年の様子を見ていると平日のオープンすぐ(12時頃)に行くとスムーズに展示を見られるのではないかなと思います。
展示の目玉といえばやはりホームページやフライヤーにも大きく出ているジョン・ウェイン・ゲイシーではないでしょうか。
道化師に扮して病院に入院する子ども達に笑顔を届ける実業家の顔をもちながら
30名以上を少年を自宅地下に埋めていたシリアルキラーです。
昨年はTシャツも販売されていましたね。今年も販売されていたのかどうかは見ていませんが、
昨年はもちろん購入しましたよ。
Tシャツの裏にはゲイシーの写真がプリントされていました。不気味!
他にも衝撃的な犯罪歴を持ったシリアルキラーが残した品が多く展示されます。
犯罪を犯す人の共通パターンとして多いのが育った家庭環境に影響される場合だそうで、
両親がドラッグ依存やアルコール中毒者で、ネグレクトや家庭内暴力を受け幼少期を過ごしていた方が多いそうです。
家庭内で孤立すると人の輪への入り方がわからなくなり、学校でもイジメを受けたり孤立する。
理由は様々ありました。
もちろんそういう環境下に居なくても罪を犯す人もいるようで、そういう人の展示もありましたが、圧倒的に多かったのが前者。
こういう負の連鎖を受けた人物の略歴と、絵や文章によって明るみに出される心の闇とを併せて間近で見られるのがこのシリアルキラー展だと思います。
こう、人の負の部分を見ると、
ふと自分や自分の周りの人に対して、私は何を与えていて何を与えてもらっているのだろうなどと考えます。
シリアルキラーの心の痛みには寄り添えないし共感出来る事も何一つない。
シリアルキラー展を見て、私が感じることは
自分に降りかかる幸せとその有り難さだったように思います。
以前のパンフレットに書いてあったと思うのですが、
この展示では海外のシリアルキラーの展示しかされません。
被害者やご遺族にショックを与えないよう、国内の犯罪に関連したものは一切展示されません。
それでもなぜシリアルキラーに焦点を当ててこういった展示をするのか。
負の遺産は負の遺産として残り続けなければいけないからだと私は思います。
「羊たちの沈黙」や「モンスター」など、シリアルキラーがモデルになっている映画も様々出ているので、そういうものを見ても面白いと思います。
アイリーン・ウォーノスがモデルのモンスターは見てボロ泣きしました笑
モンスターはだいぶ美化された内容になっている と今回のシリアルキラー展では紹介されていました。